雇用統計の日はポジション持たないがいいって聞くけど…なんで？
FXで重要な役割を果たすのが「経済指標」です。
特に、「雇用統計」はFX市場に大きな影響を与える重要な指標の一つとなっています。
今回は、雇用統計がFXにどのように影響するかをわかりやすく解説します。
雇用統計とは？
雇用統計は、アメリカの労働省労働統計局が毎月発表している経済指標です。
アメリカの雇用情勢を表している指標で、調査対象者が多く労働市場の状況を把握できることから世界中の市場参加者から最も注目されている経済指標になります。
以下の三つの主要なデータで構成されています。
①非農業部門雇用者数（NFP）: 農業以外の産業で働いている人の数。経済の健康状態を示します
②失業率: 労働力人口に占める失業者の割合。景気の良し悪しを反映します。
③平均時給: 労働者の平均賃金の変化を示し、インフレの指標となります。
発表日
毎月第１金曜日に発表になります。
日本時間で、夏時間だと21:30、冬時間だと22:30に発表があります。
雇用統計がFXに与える影響
雇用統計のデータは、通貨の価値に直接影響を与えます。
例えば、アメリカの雇用統計が予想より良い結果を示した場合、米ドルが強くなる傾向があります。
これは、強い経済が利上げの可能性を高め、投資家が米ドルを買うためです。
逆に、予想より悪い結果が出た場合は、米ドルが弱くなることがあります。
これは、経済が弱くなると金利が下がる可能性があり、投資家が米ドルを売るからです。
発表時のチャート変動
発表されると、相場が上下に大きく振れます。
こちらが過去の雇用統計のチャートです⇩
うまく波に乗れば数秒で爆益を狙うこともできます。
しかし、逆ももちろんありえます。
忘れていて対策していないと、数秒であっという間に大損、なんてこともあるので注意が必要です。
初心者トレーダーへのアドバイス
雇用統計は発表時に市場に大きな変動をもたらすため、初心者トレーダーは注意が必要です。
以下のポイントに注意しましょう。
★リスク管理: 雇用統計発表時は市場が不安定になりやすいので、ポジションサイズを小さくしたり、損切り設定を行うことが重要です。
★情報収集: 経済カレンダーなどで発表予定をチェックし、結果の予測値にも目を通しておきましょう。
★トレード戦略: 発表前後は値動きが激しくなるため、無理なトレードを避けるのも一つの戦略です。
また、指標発表の前後30分は相場の流れが変わったり大きく変動したりするので、そこもトレードしないようにしましょう。
※免責事項
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