移動平均線クロスでエントリータイミングを掴む!

チャート分析

移動平均線はわかるけど、

具体的にどうやってトレードに活かすのだろう…?

今回はFXトレードで広く使われている移動平均線のクロスについてお話しします。

移動平均線は、相場のトレンドを視覚的に把握するための非常に有効なツールです。

特に移動平均線同士が交差する瞬間、いわゆる「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」は、エントリーやエグジットのタイミングを掴むための重要なシグナルとなります。

この記事では、移動平均線の基本から、クロスの種類やそれを使った具体的なトレード例まで、初心者でもわかりやすいように丁寧に解説していきます!

  • 移動平均線の見方を知る
  • ゴールデンクロス・デッドクロスを基にしたトレード戦略

短期・長期移動平均線の使い分け

まずは、移動平均線(Moving Average, MA)について簡単におさらいしましょう。

移動平均線は、指定した期間の終値の平均値をつなげたラインで、相場のトレンドや勢いを把握するために使います。主に使われる移動平均線には、短期移動平均線と長期移動平均線があります。

1. 短期移動平均線

短期移動平均線は、比較的短い期間の価格の平均を取るため、値動きに対して敏感に反応します。

一般的には、10日線25日線などが使われることが多いです。

短期的なトレンドや勢いを捉えたい場合に、短期移動平均線が役立ちます。

例えば、短期の移動平均線が上昇していると、短期的には買いが優勢になっていることを示します。

しかし、値動きに敏感な分、騙し(一時的な相場の逆行)に引っかかりやすいので注意が必要です。

2. 長期移動平均線

長期移動平均線は、長期間の価格の平均を取るため、相場全体の流れを把握するのに適しています。

一般的には、75日線100日線、さらには200日線などが使用されます。長期的なトレンドを確認することで、大きな流れを見失わずにトレードすることができます。

長期移動平均線は値動きに対して鈍感で、一度トレンドが確定するとその方向にしっかりと動き続けます。そのため、長期的なトレンドフォロー戦略を行う場合に非常に役立ちます。


クロスの種類とシグナル

移動平均線のクロスにはいくつか種類があり、それぞれが異なるシグナルを発します。

最も一般的なのがゴールデンクロスデッドクロスです。

この2つのクロスを理解することで、相場のエントリーやエグジットのタイミングを掴むことができます。

1. ゴールデンクロス

ゴールデンクロスは、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜ける現象を指します。

これは「買いのシグナル」として広く認識されており、トレンドが上昇に転じたことを示唆します。

ゴールデンクロスの背景としては、短期的な買いの勢いが長期のトレンドを上回ったことを意味します。

そのため、このクロスを確認した際には、「上昇トレンドに乗るためのエントリーのチャンス」と考えられます。

  • 短期移動平均線:25日線
  • 長期移動平均線:75日線

25日線が75日線を下から上に突き抜けた場合、それがゴールデンクロスとなり、上昇トレンドの始まりを示唆します。このタイミングで買いエントリーを検討するのが一般的です。

2. デッドクロス

一方、デッドクロスは、短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に突き抜ける現象で、「売りのシグナル」として使われます。これは相場が下落トレンドに転じるサインとされます。

デッドクロスが発生すると、短期的な売りの圧力が強くなり、トレンドが下向きになる可能性が高いです。

このため、デッドクロスが発生した際には、「下落トレンドに備えたポジションの整理や売りエントリー」を検討することが有効です。

  • 短期移動平均線:25日線
  • 長期移動平均線:75日線

25日線が75日線を上から下に突き抜けた場合、それがデッドクロスとなり、下降トレンドの始まりを示します。このタイミングで売りエントリーを検討するのが効果的です。


移動平均線を活用したトレード例

ここまで、ゴールデンクロスやデッドクロスを中心に移動平均線の使い方を説明しましたが、実際にどのようにトレードに活用できるか、具体的な例を見てみましょう。

1. ゴールデンクロスでの買いエントリー

例えば、25日移動平均線が75日移動平均線を下から上に抜けるゴールデンクロスが発生したとします。

このクロスは、「上昇トレンドが始まった」というシグナルですので、このタイミングで買いエントリーを行います。

エントリー後、トレードを進める際には、以下のようなルールを設定しておくことが推奨されます⇩

  • 利益確定(利確)ポイント:次のレジスタンスラインや、移動平均線が再度デッドクロスを形成するタイミングを目安に設定します。
  • 損切りライン:短期移動平均線が再度長期移動平均線を下回るか、一定の損失幅に達した際に自動的にポジションを閉じるように設定します。

2. デッドクロスでの売りエントリー

今度は25日移動平均線が75日移動平均線を上から下に突き抜けるデッドクロスが発生しました。

これは「下降トレンドが始まった」ことを示しており、売りエントリーのチャンスです。

この場合も同様に、エントリー後には明確な利確ポイントと損切りポイントを設定しておくことが重要です。

トレンドが強い場合には、大きな利益を狙うことができる一方、トレンドが反転するリスクもあるので、しっかりとリスク管理を行いましょう。

3. 移動平均線を使ったトレンドフォロー戦略

移動平均線を使ったトレードでは、特にトレンドフォロー戦略が有効です。

ゴールデンクロスやデッドクロスを確認したら、トレンドに乗ってエントリーし、トレンドが続く限りポジションを維持します。

トレンドが反転する際には、クロスを確認してポジションを閉じることが推奨されます。

例えば、75日移動平均線が上昇している間は基本的に「買い」を継続し、75日線が下向きに転じたらポジションを整理して利益を確定するという流れです。

これにより、無駄なトレードを減らし、安定した収益を狙うことが可能です。


まとめ

移動平均線クロスは、FXトレードにおいてエントリーやエグジットのタイミングを掴むための非常に有効なツールです。

ゴールデンクロスデッドクロスを理解し、短期・長期の移動平均線を組み合わせて使うことで、相場のトレンドをより的確に把握できます。

ぜひ、実際のチャートを使いながら移動平均線のクロスを確認し、自分なりのトレードスタイルを見つけてみてください。

トレードは経験がものを言いますので、継続して学びながらスキルを磨いていきましょう!

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